連休の一日だけでも、お休みをお休みらしく過ごすことが今のアタシたちの目標・・・というわけでもないけれど、木曜日はお友達カップルと森に行った。
楽しみにしていた森での時間。前日はまるで遠足前夜の子供のようにそわそわして、お弁当の担当を決めて・・・いざ出発。カフェのある集落は不安定なお天気だったのに、目的地へ近づくにつれて晴れて来た。やった!

林道ではいきなり、もののけ姫に出てくる「ししがみさま」のような品格と貫禄のある、立派な鹿が出迎えてくれた

猿もそこかしこに・・・この日は猿も鹿も本当に沢山居て、今までの最高記録って感じだった

薄暗い森に差し込む光はいつも以上に輝いて見える

リンゴツバキの花はあの大きな実からは想像できないような華奢さ

倒木の陰で見つけたカニは妖精のよう

ガジュマルに着生し、生き生きと枝葉を伸ばす新たないのち
のんびりのんびり、みんなそれぞれのペースで森を楽しみながら歩く。この日の森はとても穏やか。雨も降らず、風はほどほどに・・・気温もちょうど良くて森歩きにうってつけの日だった。
途中の河原でランチタイム。Kくんの作ってくれたお稲荷さんとウインナー、我が家の豚汁。シートを広げてみんなでゴハン。いつも思うけど、外で食べるゴハンはなんて美味しいんだろう。

三角のお稲荷さんは人参とひじき入り

ちょっと焼きすぎた安納芋もご愛嬌

凍頂烏龍にくこの実・レーズン・なつめをブレンドしたお茶は彼らの心憎い演出!
微かに甘くて美味しかった〜

本を読んだりオカリナを吹いたり。。。みんな思い思いに寛いで・・・

川辺に落ちていた完璧な感じのどんぐり

シックな岩の色に、赤い葉っぱが映える
河原でゆっくりした後、もうちょっと奥地へ足を伸ばすとそこは昔の集落の跡が・・・綺麗に積まれた石垣が棚田のように何段もあり、確実にそこに人が生活していたことを示していた。

集落跡の石垣と大きな岩
ここの森の奥にある、大きなガジュマルのある広場へ行こうとすると、かなりの数の鹿たちが現れ、その集団の若きボスらしき鹿がアタシたちをじ〜っと見つめ、時には威圧的に足を踏み鳴らしたり、鳴き声を上げたり・・・。あぁここはもう、人間の領域ではなく彼らの場所なんだと思わされた。だからあまり無理には進まず、暫く遠くから彼らを見守っていたら、ほどなくしてそのボスを先頭に一列になってその場を立ち去った。ちょっと位譲ってやろうじゃないか、ということになったのか。。。逆光に照らされた彼らの姿が山の上へと進む姿は、とても神々しく、感動すら覚えた。今日はちょっと特別な日だ。

そんなことがあったから、ちょっと謙虚な気持ちになってその広場に足を踏み入れた。ガジュマルたちはこの森の中で自由に成長し、まわりの木や、巨岩までも飲み込んだかと思えば、小さな植物たちを寛容に受け入れている不思議な木だ。

巨岩を飲み込むガジュマル

そこの上に住めそうな勢いのガジュマル

まるでホタルのように光るクワズイモの葉っぱ
帰りしなに集落跡地で見つけた小さな柿の実。手で割ってみるとちゃ〜んと柿の種があり・・・口に含んでみるとやはりとてつもなく渋かった。ついつい何でも食べてしまうアタシ(笑)。

森を去ろうとすると見送ってくれようとしたのか、又も立派な角をした「ししがみさま」が現れた。行きに県道沿いで出会ったのと同一人物ならぬ、同一鹿物なのかは分からないけれど、こちらもかなり風格があった。

県道から歩くことたかだか20分程の森なのに、とても静かでゆったりした時間と、特別な空気が流れているこの場所がとても気に入っている。もの作りをしている彼らも、この場所がとても気に入った様子。この日に見たものや感じたことが、きっとふたりの作品のどこかに表現されるのだと思うととても楽しみだ。
posted by ノマド at 11:03| 鹿児島

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